恐竜で落ち着こう

人生初、就活の面接を受けてきた。
ものの十分で終わってしまったのだった。部屋を出て短さに拍子抜けした。あの十分で何を計られたのか。
ほんとうは、会場近くでお昼ごはんでも食べて自分を労おうと思っていたが、どうも落ち着かず足早に家に帰った。

 

湯を沸かし、取り敢えずカップ麺を食べた。私の頭は一定のキャパを超えたストレスがかかると、ジャンキーな食べ物を食べねば!という思考になる。

いつもはそれで落ち着くのだが、どうも無駄に落ち込みそうな気がしてチャンネルを変えまくってみる。ウイルスと不倫の話しかやってない。どうにか、全く世間とは繋がりのない話で脳内を埋めたい。

 

最終的に私はアマゾンプライムを起動させ、ジュラシックパークを見ることにした。
もう何度も見ているから、誰がティラノサウルスに食われるとか、そんなことよりツアー参加者の女の子の叫びかたの方がよっぽどホラーだとかは把握済みだ。でも、わかっているのについ見てしまうのだった。そして最後には必ず「ティラノサウルスやっぱり最高!!」となる。我ながら馬鹿だなぁと思う。

 

人から見たら、これは「現実逃避」と言われる行為と思われる気がする。

でも現実逃避ということとは、少し違うのだ。
多分誰し緊張はすると思うのだが、どちらかというと私は、緊張する何かを行った後に、現実味がジワジワと帯びてくるあの感覚が強い。
うーん、わかる人いるのだろうか。書いていて、共感されない話の気がしてきた。

 

ふぅ終わった〜も勿論あるんだけれど、はっ。ついにやってしまった、、、の自己反省会タイム突入が怖いのかも。いや違うか。わからん。

まあとにかく、その名残緊張を消す手段として、最も有効なのが、SFアクション映画なのだと私は思う。アドレナリンも出るし、ちまちました不安は、映画の派手な爆破シーンと共におさらばだ。

 

たった10分の緊張を消すのに、約2時間かかる

 

と書くとコスパ悪い気もするが、私はこのやり方が性に合っているので、続けるつもりだ。